Photo and Diary2021-01-04T11:49:53+09:00
2301, 2023

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年になり、随分日が経ってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

これから大寒波が到来し、日本全国寒くなるとのこと。

なんだか頭痛がしてきたな・・・と思って頭痛アプリを見たら、真っ赤な警告ランプが!^^;

どうかみなさん、ご安全に、そして、温かくして体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

今年は、秋以降に演奏・作品発表・レコーディングの大きいイベントが控えているので、それまでは、しっかり学び、インプットしていきたいと思っています。

2023年、ともかく「学ぶ」ことを中心に、生活を変えることにしました。

というか、現在生活改造中。

なにしろ私は夜型人間です。夜型人間は「不健康」「不節制」「不適応」というレッテルを貼られることも多く、社会は朝型で回っているので、肩身が狭く、かくいう私も何度も朝型生活への転換を図ろうとしましたが、無理でした。

朝型か夜型かは遺伝子でほぼ決まっているそうですよ!みなさん!

母から聞いた話では、私は赤ちゃんの頃から昼夜逆転、夜になると目が爛々と輝き、両親を困らせていたとか・・・。

絶対私の遺伝子は夜型だ。と確信しています。

 

それなら!夜型の「身体も心も健康ライフ」を実践しようじゃないの!(誰に向かっての宣言?笑)と、小学生のように一日の時間割を貼り出し、毎日、ここは改善の余地ありだな。とか独りごとを言いながら、生活実験中です。

食事時間、入浴時間を変えて、一番頭の冴えている時間を「学ぶ」ことに使えるようにし、家事もゆるいルーティンを決めました。(ゆる家事の記事を発見し、これは助かる!と思って読んで見たら、全部いつも私がしていることばかり。こんなにゆるゆる手抜き家事していたのに、しんどいなあ。もっとゆるくしよ。と思っている私の感覚に苦笑。)

食生活はもう少し時間と手間をかけようと思っています。

 

私の場合、「学ぶ」は「遊ぶ」に限りなく近く、むしろ暴走しないように気をつけないと、どんなこともその場で完結しようとして、朝までやめられないということになってしまいがち。

若い頃はそれでもあっという間に多くのことをいっぺんに吸収できたけれど、今はそうはいきません。結局、次の日疲れが残るだけで、吸収したことは何事もなかったかのように(笑)すぐに流れて消滅。

まずは、本を読む時も、いろんな言葉に立ち止まって、意味がわからなくなったら戻って、ゆっくりじっくり考えながら進んでいきます。

ヨガピラティスは、ゆっくり動くことでインナーマッスルを鍛えるし、煮物はコトコトと時間をかけることで味が沁みていく・・・。

今はきっとこっち。

少しずつ時間をかけて吸収していこう。

考えてみると、今までは「結果」「結末」「結論」が一番大事で、ともかくゴールを目指してまっしぐらに走っていたけれど、今はプロセスが大事。その過程が楽しい。

その過程にある「発見」「工夫」「味わい」しばしその時間にとどまることの「静けさ」。

 

昨年お気に入りのランプを買いました。お部屋を暗くして、そのランプの下で本を読むと、空間にいろんな言葉がシャボン玉のように浮かびはじめて、登場人物も見えてきて、声も聞こえてきます。これぞ脳内メタバース!笑

夜、しかもこれはね、夜中じゃないと、始まらない劇場なのですよ。

 

音楽家として、プロフェッショナルとして生きていくためには、自分をプレゼンテーションし、この現実の社会に認知され、評価されなくてはなりません。楽しいだけではやっていけないし、理不尽なことはいっぱいあるし、ストレスだっていっぱいあります。でも、それを差し引いても、自分の好きな道を究めて、職業にでき、生活していけることは何ものにも変え難い幸せだし、そうせずにはいられないという不可思議な情熱が自分を突き動かします。

方法や規模が変わったとしても、私が箏の音を愛する気持ちは増すばかりだし、箏の新しい音楽への興味は尽きず、探検家スピリットはまだ健在!だから、緩やかに今年も頑張ります。

先日、尊敬する箏曲家の大先輩と何十年ぶりにお話しました。もう箏はきっぱり辞められたとか。そういう生き方もカッコいいな。と思う。

人それぞれ。

ご機嫌でいられる人生が一番カッコいいような気がします。

 

「今だからこそできること」は、どの人にとっても同じようにあるはず。

 

みなさんにとって2023年が健やかで幸多き一年になりますように。

See you soon!

3112, 2022

2022年、ありがとうございました!

ついに大晦日。2022年もあと数時間となりました。

大晦日(大みそか)は大つごもりとも言い、そういえば樋口一葉の短編小説に「大つごもり」というのがあったはず。と思いつき、読みました。

旧仮名遣いで書かれているので読み方が正しいのかどうかもわからないままでしたが、胸を締めつけられる思いがしました。偶然なのか故意なのか謎が残ったままの結末が余韻となって心に長く響いています。

 

2022年、今年も大勢の方に支えていただき、幸せな一年を過ごすことができました。

感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 

今年は私の教室の第30回記念演奏会を賑々しく華やかに開くことができました。

準備は大変でしたが、それゆえに喜びは大きく、教室生全員のチームワークもさらに強くなりました。応援してくださいました皆さま、サポートしてくださったスタッフの皆さま、さまざまな方面でご協力してくださった皆様に心から御礼申し上げます。

 

さて、来年は・・・。

私は、今回の記念演奏会を節目として、今後は自分の音楽活動の「作曲」の部分に特に注力していきたいと思っています。

そのために学びたいことは山ほどあり、また、ただでさえ専門的な勉強をしたことがない私にとっては作曲に途方もないくらいの時間が必要です。

本も読みたい、映画や舞台も観たい、世界中の文化に触れたい、いろんなアートを体験し、いろんな音楽をじっくり聴きたい・・・ああ、どれだけ時間があっても足りないなあ。と、溜息が出ます。多くのことをインプットし、作品としてアウトプットしていきたい。

そして、時間をかけて作品を作りたい。

そう思っています。

 

箏の可能性をもっと拓きたい、魅力をもっと伝えたい・・・。

表現したい気持ちは溢れるほどにあるのに、それが伝えきれないもどかしさに、真正面から向き合っていこうと思います。

自分に才能があるとは思わないけれど、心から尊敬する作曲家のお二人が私の作品に対してかけてくださった言葉が新しい道へ踏み出す勇気を与えてくれました。

私にとって、それは大きな励みであり、支えであり、拠り所です。

 

昔使っていた楽譜を取り出してレッスンをすると、沢井忠夫先生が直接書いてくださった書き込みが目に飛び込んできます。

子供の頃、受験の時・・・その筆跡を見て、先生が熱心に温かく教え、導き、伝えてくださったことを思い出し、胸が熱くなります。

来年は、先生が亡くなられた年齢と同じ年齢になる私。

未だ迷い、確かなものを掴めないでもがいているけれど、生きているうちに少しは何かわかるのだろうか?

と、そんなことを思いつつ、来年もチャレンジします!

 

皆さまの2023年が健康に恵まれ、幸多き年になりますように。

そして、来年も皆さまと一緒に楽しい時を刻むことができますように。と、祈りながら除夜の鐘を聞くことといたします。

See you soon!

2811, 2022

西陽子箏曲教室第30回記念演奏会『祝祭』閉幕 ありがとうございました!

2022年11月12日(土)日本橋公会堂にて行われた私たちの教室の演奏会にご来場いただきました皆さま、また、ご支援いただきました皆さまに心から感謝申し上げます。

お礼を申し上げるのが遅くなり、大変失礼いたしました。

 

今年1年は、『祝祭』和歌山・東京公演で明け暮れたという感じで、終わった後はもう燃え尽きてしまい、魂が抜けたようで、まさに抜け殻!

干からびて、何もかもが頭も心も素通りしてしまい、自分の存在が消えて、透明人間になったようでした。

でも、お客様から、途中で帰ろうと思ったけど最後までつい聴いてしまって、気がついたらお尻が痛かった(笑)とか、ともかく全部楽しかった、とか、嬉しいご感想をいただき、本当に幸せで、もう初冬だと言うのに、心はぽかぽか温かいのです。

 

教室生の皆さんは大熱演。やっぱり予想通り本番に強かった(笑)。

みんな楽しそうだったけど、あなたが一番楽しそうだった。と、言われてしまった私。

実際、私はすごーーく楽しかった。どの曲もどんな音楽も、どの瞬間も、どの人も、みんな愛してるよー!という気持ちでした。

ブラジル音楽で私の大好きな『I love you, You love me』という曲を演奏しましたが、その通りAmor(愛)に溢れた時間でした。

 

最後のファッションショーでは、出演者もスタッフも異国の人になり(笑)、花道をランウェイに見立てて、みんな歩きました。私は司会をしたので、残念ながら歩けませんでしたが、みんな胸を張って堂々と、笑顔で、時にはポーズを取ったり、くるりと回転したり・・・「えーっ?みんな「恥ずかしい」って言ってなかったっけ?」と私はビックリ!

これがお客様にも大好評で、時には爆笑を誘う場面もあり、フィナーレにふさわしく、みんなはじけて、賑やかに華やかに盛り上がりました。

 

ブラジル色満載のチャリティーショップも、ブラジルチームがすごく力を入れてくださり、本格的なショップになりました。

家族、友人は元より、ご近所さん、友達の友達、の友達?くらいまでどんどんスタッフに巻き込むことになり、東京公演に関わった演奏者&スタッフは総勢50名。

本番は、時に目の回るような忙しなさではあったものの、明るい雰囲気に満ちていました。(舞台裏は修羅場だったかも・・・^^;)

 

全力投球。

一蓮托生。

 

感謝感謝感謝・・・いくつ連ねても足りません。

感謝と幸せと、充足感と、生きていることの喜びと、それらがまるで雨のひとしずくのようにぽとりぽとりと落ちて溜まり、空っぽになったと思っていた心のビーカーをいつの間にか満たしていたのでした。

 

30年は、長いようであっという間。

今回は、友達、ご縁の会った人たちとの10年以上ぶりの嬉しい再会もありました。お客様の間でも、客席で思いがけない人と再会するという奇跡がありました。

どうしてここで繋がるの?という不思議は、まるで星と星がぶつかるかのように、私の周りのあちこちで起こります。それはもう導かれたとしか思えない出会いです。

私がこうして箏を続けていられるのも、多くの人や音楽との出会いがあったからこそです。

この前、NHKのEテレを何気なく観ていたら、ふと「縁起」という言葉が耳に入ってきて、その説明に聞き入ってしまいました。

物には原因と結果があり、その周辺にはそれを包む縁(えん)がある・・・。

 

演奏会ではチラシの裏面に掲載した生徒さん一人一人の「わたしにとって箏は・・・」の答え合わせをしながらプログラムを進めました。実は、私だけは回答を紹介していませんでした。

私の「わたしにとって箏は・・・」の答えは、「運命(命を運ぶもの)」。

命=生きる力。

箏は、私にも、生徒さんにも、お客様にも、生きる力を運んでくれるものであり、与えられたもの。

 

さて、みんなで大変なことを乗り越える喜びを知ってしまった私たち(私?笑)は、これからどこへ行くのか?

楽しいことを考えるのが大好き。新しくて、ワクワクして、ビックリするようなもの、ぞっとするほど美しいもの、身を焦がすこと・・・心の鼓動は止まりません。

まだまだ冒険心は健在!

 

再びのお祭りに向けて、はやばやと準備に取り掛かっています。(というか、私より和歌山教室生の皆さんはすでに虫干しの会を、東京教室生の皆さんは春のミニコンサートに向けて企画準備中です。早っ!powerful ! ^ ^)

 

本当にありがとうございました。

今年は、クリスマスソングが流れる年末がことのほか、心に沁みます。

いい一年だったな・・。と。

See you soon!

211, 2022

ホームランド

ついに11月。東京公演目前!

プログラムの原稿を校了、印刷開始。教室生の皆さんそれぞれに最終ワンポイントアドバイスをして、ここから先の詰めはご自身に任せ、あとは本番で私が精一杯のサポートをするのみ。

みんな、緊張する・・・と言ってはいるものの、どっこい!本番に強い鉄のハートをお持ちです(笑)

 

和歌山公演は、実行委員さんを中心に和歌山教室生が一丸となって準備し、東京教室生を迎えるというスタンスでしたが、今回は東京教室生が和歌山教室生を迎える番。

とはいえ、東京教室生はささやかなお弾初会の経験しかなく、また人数も少ないので、和歌山公演のノーハウを引き継ぎ、和歌山の実行委員さんに協力してもらいながら進めています。

それでもなお、和歌山と東京では環境や条件が全く違いますし、また企画自体も違うので、ミーティングを重ねながら、アイデアを出し合って、目下制作中。和歌山公演での反省事項を引き継ぎ、見直し、改良し、さらにパワーアップした舞台を皆様にご披露したいと思っております!

 

どうして演奏家になりたいと思ったのか?

演奏して幸せな瞬間はどんな時か?

 

もちろん、ミス連発、頭の中のホワイトアウト、パワー切れなどなど、ひどい演奏をして立ち直れないほど落ち込みまくって、プロとしてこんなことでいいのかと自分を責めまくり、もう辞めた方がいい、演奏家に向いてない・・・と思ったことは何度もあるけれど、考えてみると、ものすごく難しい曲をノーミスで弾いた時が自分にとって最高の演奏であり、一番の幸せであったかというとそうではない。

お客様、共演者、スタッフ、そこにいる全ての人と心が通じ合って、分かち合えたときは本当に幸せいっぱい。心は目に見えるものではないけれど、その瞬間、まるで異空間への扉が開いたように、道が開通したように、すーっと人々がつながって、それは見えるが如く感じられるのです。

私の母はその瞬間のことをよく「真空になる」と言っていたけれど、まさに真空の静寂。その後にいただく拍手は最高に嬉しい!最高に幸せな瞬間!

 

一方で、新しい試みにチャレンジをして、理解されなくて、批判されて・・・そういう時はとても孤独で辛いけど、不思議にそういう時に一人は必ず応援してくれる人がいてくれる。そして、心のどこかでこっそりチャレンジしている自分が好きな自分がいる。

こちらは、言うなれば、陰の幸せ。

 

幸せにも陰と陽があるのかな?

みんながみんな、こういう精神構造をしているわけではないです。もちろん!笑

 

私の教室は、泥んこになって遊んだり、どしゃぶりの雨の中で嬉しくなったり、そんな子供のような無邪気さで音と戯れる場でありたい、そして、私は仲間と一緒に来る日も来る日も音楽という畑を耕す人でありたいと思っています。

 

腕試し?肝試し?大いにアリです!

ここから羽ばたくもよし、疲れたら帰ってくるもよし、教室生にとっても、お客様にとっても、そんな心の拠り所「ホームランド」となるように願い、私にとってはここが「ドリームランド」。

多分、一生建設中です(笑)。

 

11月12日、日本橋公会堂にてご来場を心からお待ちしております。

See you soon!

810, 2022

9月の演奏ご報告

これまでにあったコンサートのご案内もご報告もできないまま、その上、11月12日のお知らせも教室のSNSチームに任せたままで、失礼いたしました。

 

9月は二つのコンサートがありました。

ひとつめは、9月16日(金)にすみだトリフォニーホール・小ホールで行われた第8回両国アートフェスティバル エピソードゼロ『映画と音楽、そして対話』というタイトルのコンサート。

佐藤利明さんのナビゲートで、ピアニストの林正樹さん、ギタリストの山田岳さん、そして、私が、それぞれ、日本映画、ハリウッド映画、ヨーロッパ映画の中から映画音楽を選び、演奏するという企画。でも、実は、これはエピソード・ゼロ。来年のコンサートのプレイベントとなるもの。

なんと!来年の秋に向けて、私たちはそれぞれ架空の映画の音楽を委嘱されたのでした!

というと、ちょっとわかりにくいですね?

もし、自分が映画を作るならどういう映画を作り、そこにどういう音楽をつける?という、壮大かつチャレンジングな企画なのです。というか、お話をいただいた時には、私に委嘱してくださる大胆さ(無謀さ?)に心臓が破裂しそうでした。でも、まさにこれから創作活動に力を入れていこうと思っていた絶妙のタイミングで、私の心の中を見透かされたようでドキッとしました。

ピアノと箏のための作品という指定。ピアノは7歳から高校生まで習っていたので少しは弾くことができるし、箏のための作品もピアノと箏を行ったり来たりして作っているので、これはきっと神様が与えてくださったチャンスに違いない!と信じて(実際は門天ホールの黒崎さんが依頼してくれました。笑)、頑張ります。

 

話が来年に飛んでしまいましたが、今年はそのプレコンサートということで、私はヨーロッパ映画で登場する音楽を弾くことになりました。映画は詳しくなくて、観た映画はほとんど古い映画。両親から映画音楽のピアノの楽譜をプレゼントされたのがきっかけで、こんな素敵な音楽にどんな映画が?というのが映画を観る動機になりました。(普通は逆だと思うけれど・・)

選んだ映画は『道』『ひまわり』『男と女』『禁じられた遊び』『黒いオルフェ』、そして、一つだけ映画から音楽を知った『アメリ』。

映画『アメリ』は、とても小さな世界で起こるできごとが人生を変えてしまうこともあるということに気づかせてくれます。箏の世界も13本の絃の中で展開されるとても小さな世界。この世界の中で面白いことを企んでいる私は、アメリにすごく共感するのです。

似ているのは、もしかすると、箏の世界というより、私の思考?嗜好?

6曲のアレンジは、始めると楽しいけれど、箏では不可能なことだらけでなかなか進まず、結局、超絶技巧に見えない超超絶技巧という、いわゆる報われない(笑)アレンジになってしまいました。不可能なことが多いと、結局は削って削って美味しい部分だけが立ち昇ってくる・・・一人でそれを発見して悦ぶ様は、料理人に近いかも(笑)。

にしても、もう少しいい演奏をしたかったな。と、後悔しきり。

来年に向けて、頑張ります!

 

そしてふたつめは、9月19日は台風の真っ只中、六本木ヒルズで行われた『六本木アートナイト2022』の中のイベント『Amor 邦楽 in 六本木』にKEY TRAD.のメンバーとして出演しました。

KEY TRAD.は、津軽三味線のレジェンド・木乃下真市さん、尺八の若きスター・辻本好美さん、そして、頼りになるキュートなピアニスト・上野山英里さん、包容力たっぷりのスーパーパーカッショニスト・大家一将さん、そして、箏の私で組んだユニット。全員和歌山県出身。

KEY TRAD.のKEYは、和歌山の古名・紀伊、時代を握る鍵(Key)そして、音の高さという意味のKeyなどを意味しています。TRAD.は伝統楽器(traditional)に由来します。

和歌山の童謡「まりと殿様」のアレンジバージョンから始まり、さまざまな組み合わせのデュオ、伝統楽器それぞれの古典の演奏、オリジナル曲、最後はなんと!和歌山でもスタンディングオベイションになった木乃下さんのオリジナル曲『遭遇』を全員で!

台風の最中にもかかわらず、多くの方々に聴いていただくことができ、本当に嬉しかったです!

私が演奏したデュオ作品は、神田佳子さん作曲の『箏と打楽器のための練習曲No.1』。いつ弾いても楽しく、お客さんにも楽しんでいただける素晴らしい作品です。

こんなユニークなユニットはそうそうないよ!と自負しております。

 

ご来場いただきました皆様、悪天候の中、本当にありがとうございました!

 

そして、現在は西陽子箏曲教室第30回記念演奏会に向けて、準備をしつつ、和歌山・東京ともにレッスンに注力しております。

合奏の大曲が多く、しかも、和歌山と東京でメンバーが分かれていて、前日のリハーサルまではお互いに録音したものを聴き合って練習しておくというものもあり、私は完成型をイメージしつつレッスンしております。

約6時間半に及ぶコンサートですが、写真展やブラジル色満載のチャリティーショップもオープンし、まさにお祭り!

教室生の熱演の傍で私も出たり入ったり。演奏曲目の半分には助演しております。第2部では私のオリジナル作品、芦垣皋盟先生の本曲独奏、美しく楽しいブラジル音楽の演奏、フィナーレは大合奏・世界の民謡メドレーⅠで華やかに閉幕いたします。派手な衣装にもご注目ください!

10月1日より整理券の受付を開始しております。

詳細はまたここでご案内したいと思います。

ぜひぜひ遊びにいらしてください。箏の魅力たっぷりお届けします!

See you soon!

709, 2022

西陽子箏曲教室第30回記念演奏会ご報告・最終回

ご報告最終回が、9月に突入してしまいました。しかも、もはや演奏会から1ヶ月が経過してしまいました。

なんと!自分の感覚が全然追いついていません。

とはいえ、東京公演の準備も少しずつ始まっています。

 

いよいよ第2部ガラコンサート。

プレトークでは、藤原道山先生、芦垣皋盟先生と私で、出会った頃のお話や教室生との思い出などなど。笑えるエピソードあり、深いお話あり。

最後は「わたしにとって尺八は?」という質問にお応えいただきました。

プロの演奏家でもアマチュアでも、根っこは同じ。

音楽って人生や生活を一変させるすごいパワーを持っているのですよね。

 

続いては、お二人による「現代鈴慕」。

この貴重な演奏を目当てにご来場くださったお客さまも多く、私はリハーサルで拝聴しましたが、いつまでもずっと聴いていたい。と心底思いました。

尺八の音色がこんなに素晴らしいとは知らなかった。とか、尺八のイメージが変わりました。など、反響がすごかったです。

 

そして、私の新作「夢」の初演。

3楽章に分かれており、1、まどろみ、2、疾風、3、白い蝶というタイトルをつけています。第1稿ができたのが本番の3週間前。そこから大幅に書き直しようやく仕上がったのが2週間前。最後の2小節の音は3日前に変更。藤原先生にはたくさんのアドバイスとご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

リズムも旋律も安定しそうになると崩したくなるというのが私の傾向。特に2楽章は変拍子と素早い転調の連続。もちろん意味もなく難しい曲を書くのは本末転倒だけれど、自分の手の内に溺れたくないと絶えず自制しています。それは私自身が溺れやすいことを自覚しているからなのですが…。手紙と同じ、夜中に自分の中で盛り上がって興奮してどんどん書き進めて、次の日冷静になってみると恥ずかしくなるパターンです。

作品のここは作曲家〇〇にそっくり。とか、構成力ないなあ。とか、拙いところは山ほどあります。

箏の新しい世界を作ってみたい。箏の持つ力や美しさを表現したいという思いはいつも溢れているけれど、いざ作品にまとめていくと、足りない、足りない・・・と力不足を痛感するばかり。

でも、私は自分が納得できるものを追いかけていきたいと思っています。

たとえ、みっともなくても、下手でも・・。

初演は全く納得のできるものにはならず…

『夢』は東京公演で再演いたします。今度こそはしっかり練習し本番に臨みます!

 

そして、最後に今回の衣装についてのこぼれ話を。

芦垣先生がプレトークでお話してくださいましたが、衣装にこだわるのも我が教室の特徴。

衣装も自己表現であり、自分の気持ちを上げてくれるものですから大事!

 

古典「石橋」。衣装は全員色無地の着物。

私は、この日新しい着物を着ました。呉服の担当者さんと一緒に地模様をあれこれ見ながら白生地を選び、何百色もある色見本の中から色を選び、デザイナーさんと一緒に考え作ってもらったオリジナルの紋を入れてもらいました。選んでいく過程で、色の染め方、生地の織り方などお話を伺い、職人さんたちの技の凄さに驚くばかりでした。

そして、来る日も来る日もめいっぱいだった私にとって、しつけ糸をはずして下さっていた担当者さんの優しい心配りはもう涙ものでした。ありがとうございました。

 

そして、「世界の民謡メドレーⅠ」の華やかな舞台で閉幕。

8時間以上に及んだ「祝祭」はおしまい。

ご来場くださった皆さま、サポートして下さったスタッフの皆さま、応援して下さった皆さま、本当に本当にありがとうございました。

 

さあ!次は東京公演。

11月12日(土)日本橋公会堂にて皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

See you soon!

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