遅れ遅れの日記なので、なんだかいろいろと前後して、混乱させてしまってごめんなさい!
1月18日の和歌山・有田川町でのコンサートについてのお話を少しさせてください。
昨年に引き続き今年も和歌山の有田川町・きびドームで藤原道山さん・伊藤志野さんとのコンサートがありました。
古典から現代曲、大塚茜さんの新作初演、お客さまも一緒に歌う日本の歌、クラシックのアレンジ、それぞれのソロ曲・・・というプログラムで、そこにはあらゆる角度から邦楽の魅力を味わっていただけるようにという出演者・スタッフの願いがこめられています。
有田川町と「えん」という邦楽団体の代表・伊藤和子さんとの協力のもとに開かれた演奏会。
伊藤和子さんは、私と藤原さんの共演をかれこれ10年あまり前(たぶん・・・)にご自分の主催されている全国学生邦楽フェスティバルで実現してくださいました。
「あの時の「筦絃秘抄」(肥後一郎作曲)の演奏が今もはっきりと記憶に残っています。」と、こんなに年月を経ても言ってくださる方がいます。とてもうれしいです。
技巧的にも非常に難しく、あの頃どんな演奏をしていたのかしら・・・と少し恥ずかしい気持ちもしますが、その頃はきっとがむしゃらに弾いていたのでしょう。相当怖い演奏だったかもしれません・・・笑
伊藤和子さんは今も変わることなく邦楽を愛し、広めることに徹して学生や若い演奏家を応援していらっしゃいます。
今年の夏・8月には久しぶりにその全国学生邦楽フェスティバルで演奏諸々させていただく予定です。
どうか全国の邦楽ファンのみなさま、そしてご興味のある方、どしどし参加してくださいませ!
詳しくはまたご案内しますが、若い方たちのフレッシュなエネルギーに満ちた楽しいイベントであることはまちがいありません。
そして、藤原道山さんは今や邦楽界のスターです(この言い方って古いですか?)。人気実力共にすばらしく、いろんなシーンで大活躍されていて、私があえて言うまでもなくきっとみなさんよくご存知ですね!
伊藤志野さんは、京都の古典の演奏家。幼少の頃から修行し続け、その伝承者として大きな期待を担っています。古典が大好きでとても研究熱心!
大塚茜さんは20代のフレッシュで情熱的、且つ、チャーミングな女性作曲家。彼女の曲は、自然と音楽と生きること、そんなことを感じさせてくれる音楽です。
そんなチームで作った音楽会でした。
お正月ということもあって、お着物でご来場の方にはプレゼントがあり、休憩時間に行われたじゃんけんで勝ち残った方にはお年玉(色紙ですが・・・)が配られました。
プログラムとしてはかなりハードなものでしたが、一年の初めを引き締まった気持ちで迎えることができ、和歌山県の静かな山の中のちいさなホールということもあって和気藹々とした暖かい雰囲気に包まれました。
和歌山市からもかなり時間のかかるところでしたが、京都や大阪からのお客さまもいらしてくださっていて、本当にありがとうございました。
これは余談ですが・・・
この日、会場に向かう早朝、何事もいつもぎりぎりの私が珍しく和歌山駅に早く到着。時間が余ってカフェでコーヒーなどゆっくりいただき、駅のホームでのんびり電車を待っていて、はたと気づいたら大事なハンドバッグが無いっ!
ええーーーーっ!!!ど、どうしよう!!!そうだ!あのカフェに違いない!
発車まであと5分!
駅員さんに有無を言わさず全速力で改札を突破し、カフェに飛び込むとそこにはバッグが待っていてくれました(涙)
ああ、よかったぁ~。と思って喜んでいる間もなく、店員さんに、ありがとうございました。とお礼を言って、嵐のように現れて去って行く私に呆気にとられながら「よかったなあ」と言ってくれている他のお客さんの声を背に、またまた全速力で改札突破!走るのは誰よりも遅いのに、このときだけは階段もスイスイ降りて上ってホームにたどりついたら、電車が入ってきてすぐに発車。
なんと!やればできるじゃん!・・・というか、これに乗り遅れると一時間電車が無いですからね・・・というか、何より貴重品の入ったバッグがあってよかった・・・というか、新年からいきなりのこのドジぶり・・・まあ、コンサートはつつがなく楽しく終わったのですから、ね。
万々歳!\(^o^)/
そしてこの後、私はオーストリア・ウィーンを経由して、スイス・ダボスに向かいました。
その旅のお話は次回に。
・・・実はもう書き始めているのですが、あまりに長すぎて一日で読んでいただくには忍びなく今日はこのへんで。
もう一度ゆっくり見直してアップしますので楽しみにお待ちくださいね。