寒中お見舞い申し上げます。
元旦から大きな災害や事故が続き、おめでとう。という言葉を発することに躊躇してしまう年明けでした。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。そして、被害に遭われ今も不自由な生活をされている方々に心からお見舞い申し上げます。
時間を追うごとに地震や津波の凄まじさを思い知り、そこにいた方々がどんなに恐ろしい思いをし、そして、今どんな思いで日々を過ごされているか、想像は到底追いつきません。
ほんのほんの小さなことしかできないけれど、それでも、ほんのほんの少しの力になれるかもしれないから、私にできることをしようと思います。
高校時代の同級生による還暦同窓会に参加しました。
当然ながら、みんな年相応に変化はあるものの、声はほとんど変わらない。
話をしていると、忘れていた高校時代の日々が懐かしく思い出され、その上、今になって知った事実もありました。
クラスの中で実はいろんなことが起こっていたなんてちょっぴり青春ミステリー小説のようでしょう?笑
お世話になった音楽の先生は90歳になられ、さらに、今も市民合唱団で指揮をされているとのこと。私なんてまだまだ若輩者です。と頭を垂れたのでした。
肩の力が抜けて、穏やかに、ただ「会えた」ということのピュアな喜びに包まれた同窓会でした。
今年の私の音楽活動も大枠はほぼ決まっています。
演奏活動は、新しくリリースするCDの発売記念コンサートツアー(ブラジルと日本)、そして、海外での演奏があります(確定したらお知らせします。)
創作活動は、今年も高校生たちのための新作と海外公演のための新作を少なくとも3曲は作りたいと思います。(少ない?笑。すごく時間がかかるのでこれが私の限界かと・・・)
教授活動は、2月両国もんてんホールで行われる日本の伝統楽器体験教室「日本のコトを知っていますか?」はじめ海外でもワークショップを行います。そして、もちろん和歌山・東京教室、桐蔭高校箏曲部のみんなと、今年も楽しくいろんな音楽にチャレンジしていきます。3月には東京教室のミニコンサート、8月には和歌山で教室のおさらい会を開催、秋の海外公演も有志の方が同行してくださり、一緒に演奏をする予定です。また、教室生の自主活動もどんどん増え、それぞれの個性を活かしたユニークな活動を展開しているのが自慢です!
12月までの予定に沿って、それぞれの活動の準備がすでに始まっています。
海外公演も教室で行う会も、オンラインミーティングを重ね、企画を練ります。
世界中のどこにいても、お互いの顔を見ながらミーティングができるなんて、素晴らしいなあ。と思いつつ、さらに、パソコンの画面の中で展開される教室の若い人たちの手際の良さや繰り出される技に、まるでマジックだなあと目をパチパチしながら感心するばかり。
ほぼついていけてない(笑)。
でも、なんだかおもしろい。
50年前の世界でこの技を見せたら、間違いなく魔法使いだと思われる!
自分が生きている間にこんなに世の中が変化するとは思いもしませんでした。
そして、50年後は多分もう私はここにはいない。と思うと、この現実が幻なのか、私が幻なのか、不思議な気持ちになります。
戦争からは何もいいことが生まれないと何度も過ちを犯してきたはずなのにいまだに世界に平和が訪れない。
科学技術の進歩は魔法レベルなのに、人間の心や行動は果たして学んで進歩しているのか?と時折考えます。
進歩って、成長って何?
私の中のおばあちゃんやおじいちゃんは、なぜかそばにいると安心できて、生きることってこういうことなんだよ。って体現してくれているようで、存在に重量感があって、存在そのものが哲学みたいだった。
一緒に刻んでいる時間の密度が違うから?
若さを失っていくことは悲しくもあり、恐ろしくもあるけれど、毎年同じ季節が巡ってきた時に新しい境地にいたい。
私はもはや、おばあちゃんの年齢に達しているけれど、まだまだ軽すぎて、私の想像するおばあちゃんには程遠い。
そういえば、「魔女の宅急便」の作者・童話作家の角野栄子さんが、大学生との対談で、「みんな何かの魔法使いになれると思うのよ。」とおっしゃっていた。
みんな、たった一つ、どんな小さなことでもいいからできることを見つけて、修行して磨きをかけていけば、魔法使いになれる!
魔法使いになるための修行と思えば、落ち込む時があっても、日常生活が楽しく思えますね。
相変わらずの乱文ではじまった2024年。
意図せず思いつくまま綴った割には、「魔法」という言葉を何度も使っていました。
今年のキーワードは「魔法」かな?笑
Magic Dragon今日もゆく!
See you soon!