友人が関わっているレコーディングのお手伝いやクローズのコンサートが続いておりました。
また、今年客員教授として赴任する関西大学のイベントでも演奏させていただく機会があり、学歌も筝にアレンジして演奏しました。
桐蔭高校箏曲部にも新入部員が6名入部!初レッスンでは、恒例の自己紹介があり、入部の理由や好きな科目や趣味について話します。私もひとこと自己紹介しました。
私の趣味は・・・読書と散歩。本屋さんでいろんなジャンルの本を見るのが好きですし、散歩は主にひとり街歩き。東京にはいろんな問屋街があって、そこをぶらぶら巡ることが多いです。浅草橋から蔵前のあたりにある手芸用品、文房具、おもちゃ。合羽橋には調理用具。日暮里は繊維問屋街。ホームセンターも楽しいですね。
何かを作るという目的がなくても、ただ素材となるものを見ているだけで幸せ!ひとつのパーツにもいろんな大きさがあり、色があり、材質があり、微妙なかたちの違いがある・・・それがきれいに並んでいるのがもう感動なのです!これとこれを組み合わせれば?こんなものを作るためには?と想像することもあるのですが、ほとんどは素材を見るだけで満足し、うれしくなってしまいます。美しいなあ。と、心がときめきます。
完成品の裏でいつもは存在感の薄いものや隠れてしまっているものの正体がわかったり、実はびっくりするような大きな力を発揮していたり、支えていたり、組み合わせや使い方次第で全く想像もしないものに変わったり・・そんな驚きがいっぱいあるのです。
というわけで、素材をただ見ているだけで大満足。
しかし、何か作品を完成させるためには、素材をどう使うかというプロセスがあり、『考える』時間が必要です。『考える』ことが楽しいに越したことはありませんが、やはり忍耐も時には必要です。
創作って何?
素材を組み合わせて新しいものを作っていくのか、イメージされた新しいもののために素材を探すのか?
どっち?
そんなことを考えている時間があれば、まずはやってみる!素材を見て、アイデアが湧いて喜んでいるだけでは何も生まれないのですよね。かたちにすること、生み出すことってそんな甘いものじゃない!
・・・と、自分に言い聞かせて、叱咤激励している最中です(笑)。
12月には、かたちにしてみなさんにお届けできれば。と思っております!