まもなく・・・と言ってから、こんなに時間が経ってしまいました。スミマセン・・・。
ともかく私は何をするのにも時間がかかってしまい、子供の頃から、父に「ぐずぐずしないで。はやくしなさい。」と言われ続けてきましたが、今だに遅い。ここに載せる文章も何度も書き直して、一晩寝かせてもう一度読んでようやく勇気を出して更新!
つぶやきを全世界に発信するなんてどれだけの時間と勇気が必要か考えただけで恐ろしくなって(もはや“つぶやき”ではない!笑)、Twitterに憧れはあるものの、小心者の私は尻込みしたままこうしてHPに引きこもっております(笑)。勝手にインターネット世界の中でひっそり田舎暮らしをしている気分でおります。
夏の宵は好きです。空が深い群青色に染まると街がまるで海底のように思えて、人びとの話し声が泡のようで、とても幸せそうに聞こえます。
8月といえば、私の教室恒例のおさらい会!
最終レッスンも終わり、教室の皆さんは今頃ラストスパートをかけて頑張っていると思います。
前回記した「ワタシノナヤミ」とは、ずばり五十肩です(泣)。演奏はほとんど普通にできるのですが、左肩がある角度になると痛くてたまりません。着替えが一番つらい・・・(涙)ああ、もう老化の波が次々と・・・。
気力で全てを乗りきれた時代はもう終わったので、最近は休養も含めメンテナンスのための時間を作るようにしています。
体力が落ちて、人生も後半になって、弱くなって、今まで考えなかったことも考えるようになりました。身体の使い方、生活、生き方・・・
強い時はなんでも思い通りになるから考えなくても済むけれど、弱ると思い通りにならないことが増えて考えざるをえなくなります。
いくつになっても学ぶことは尽きないですね。
詳細は追ってお知らせいたしますが、今年はこれから予定がたくさんあります。
まず、
8月22日(日)西陽子箏曲教室演奏会@和歌山きのくに志学館・メディアアートホール
9月25日(土)Koto Cross Composing Project 『西陽子 海界をうたう』@トーキョーコンサーツ・ラボ(東京)
10月16日(土)ミニライブ@東京・日本橋浜町
10月30日(土)きのくに国民文化祭開会式@和歌山ビッグホエール
10月31日(日)きのくに国民文化祭イベント『和歌山城 光と音の饗宴』@和歌山城公園内西の丸広場
11月7日(日)きのくに国民文化祭イベント『全国邦楽合奏フェスティバルin田辺』@田辺市・紀南文化会館
12月12日(日)和歌山城ホールオープニングイベント『西陽子plays箏百景』@和歌山城ホール・小ホール
そして、来年2022年はいよいよ私の教室の30回記念演奏会。東京・日本橋公会堂と和歌山・和歌山城ホールで開催する予定です!
さて、来たる8月22日のおさらい会は、このような状況下ですので、今年もお客様は身内の方々のみのクローズドな演奏会になります。
賛助出演は、尺八奏者の小林鈴純先生と谷保範先生です。
生徒さんたちによる演奏曲目は、虫の武蔵野(宮城道雄作曲)、夜の円舞曲(坂本勉作曲)、童夢(吉崎克彦作曲)、陽炎(沢井忠夫作曲)、雪ものがたり(沢井忠夫作曲)、雪月花によせて(吉崎克彦作曲)、だちゅら(沢井忠夫作曲)、紅色の空(江戸信吾作曲)、TSURUKAME(沢井忠夫作曲)、日本民謡による組曲(牧野由多可作曲)、鳥のように(沢井忠夫作曲)、水の変態(宮城道雄作曲)、手事(宮城道雄作曲)、根曳の松(三橋勾当作曲)、萌春(長沢勝俊作曲)、百花譜(沢井忠夫作曲)、デュオ三態(沢井忠夫作曲)、情景三章(沢井忠夫作曲)、甦る五つの歌(沢井忠夫作曲)、箏のためのアラベスク(吉岡孝悦作曲)、五節の舞(沢井忠夫作曲)全21曲。
私はこの中で10曲助演します。十七絃6曲、箏3曲、三絃1曲。
助演は、助ける演奏。だから、全てのパートを理解して、いつも全体を見渡して曲の肝は押さえる。その上で主役の人の癖を理解し、ミスやトラブルがあった時には即座に助ける、しかも音楽の流れを止めず何かあったと気づかれないように目立たず騒がず。さらに言えば、それをプラスに生かして音楽的にふくよかにできたなら最高の助演であり、これが助演の醍醐味とも言えます。
主役の人に緊張せず安心して自由にのびのび演奏させてあげられる包容力と柔軟性は余裕から生まれるもの。
だから、助演は主演の人の何倍もの実力と器の大きさが必要なのです。
主演はわがままなくらい意志がはっきりとしていて、迷わない。情熱のままに突っ走るくらいがいいのかな?笑
さて、30年間続けてきたひとりひとり、一曲一曲の司会原稿をこれから作り始めます。
ひとりひとりのこの1年間の努力と一緒に過ごした人生の時間に思いを寄せて・・・。
教室の皆さん、どこまで上達するのやら?
私も必死なおさらい会です(笑)
See you soon!