あけましておめでとうございます。

新年からのんびりの更新で失礼いたします。

松の内(1月15日)までは『あけましておめでとうございます』のご挨拶で大丈夫とのこと。

1並びの本日、縁起よく新年のHP開きとさせていただきました。

 

『一年の計は元旦にあり。』と両親に教えられていたにもかかわらず、元旦は思いきり朝寝坊して、伸びたゴムのようにだらーっと過ごしてしまいました。そして、次の日も、また次の日も…。

「寝る」ってなんて幸せなんだろう!と、怠け者モード全開。

でも、子供の頃からお正月には一年の目標を立てるのが習わしだったので、ゴロゴロしながらも頭は落ち着かない…。

で、よし!人間、こんな小さな携帯の画面で考えていては小さいことしか思いつかん!(昭和の頑固なおじいちゃん的発想!笑)とばかりに、スケッチブックをAmazonで購入し(ここはちゃんと時代に適応!)、2Bの鉛筆を握りしめ、白い紙を前に腕組みして考えました。

 

まずは年間計画作成。

今年のメイン行事は、私の教室の30回記念演奏会。

8月和歌山@和歌山城ホール、11月東京@日本橋公会堂。

そして、春には『poetic』、秋には『西陽子 海界をうたうⅡ』。

 

30回記念演奏会の企画は?

今から30年前ってどんな様子だったっけ?

1992年バブル崩壊。バルセロナオリンピックがあり、東海道新幹線のぞみの運転開始。

調べていくと、どんどん企画から離れて、過去の出来事に、そういえばそんなこともあったなあ。とか、ふむふむ、そっか、この問題は実はここから始まっていたのか・・・とか、歴史に興味が移り、目標を立てるという目標からも遠ざかり、実生活も頭の中も相変わらずの寄り道ばかり。(それにしても、自分が辿ってきた時代を振り返るのはなかなかおもしろいですよ!もちろんある年齢になってからですが…。笑)

 

私はよくひとりで問答して考えごとをするのですが、最近の話題は、

「頭と心と体と、どれが一番大事だと思う?」

 

全部大事に決まっているし、影響しあってるんだから愚問かもしれませんが、私は「心」ではないかと思うのです。喜怒哀楽のような感情や衝動は心の表層で、その奥深くにもっと複雑なものがあって、実はそこに人間の存在の根源的なものがあるような気がするのです。

 

なのに、今、心が一番後回しになっているような気がします。心が軽んじられている…。

頭と体を鍛える方法は習うけれど心を鍛える方法は教わらない。

頭と体のことに一生懸命で心はいつもおざなりになっている。

だけど、本当は心が一番大事だと思う。

 

心は「生きる」、そして「幸福」に直結しているように思うんです。

新年の話題にふさわしくなかったかな?笑

 

音楽は、アートは、「心」を映し出すもの。「心」をつなぐもの。「心」そのもの。

だから音楽家は心の奥深くにあるジャングルのさらにその奥まで探し続けなければならないのだと思います。

雛のように、剥き出しの「心」は弱く、痛々しく、限りなくいとおしい。

でも、待っていてね。と、私は自分の心の奥にある自分の「心」に言い続けています。

 

やっぱり今年も子供の頃からの道草癖は治らず・・笑

 

結局、今年の目標は見つかりませんでした。

それは具体的な伸びしろがだんだん無くなってきたからかもしれませんが、逆に言えば、もっと大きくて深い目標を持てるようになったとも言えますよね!

と言いつつ、楽しいコンサートに皆さんをお迎えしたい。という思いで、頭の中は現在企画会議中!

 

皆様のご健康とご多幸をお祈りしています。

佳き一年になりますように。

どこかでお目にかかるのを楽しみにしています!

 

散らかり放題の文章に本年もどうかおつきあいくださいませ。

よろしくお願いいたします。

See you soon!